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部屋の日当たりが確保されているかチェック!

2020年01月14日

住宅には最低限の日当たりが必要です。直射日光が入ってこない住宅は不健全で、健康に悪影響をもたらします。新築住宅の日当たりは事前に確かめる必要があります。選択に当たっては建物に日光が差し込むことを確認し、健康被害が生じないようにしなければなりません。

住むための建物は民法の日照権で保護されています。さらに、建築基準法にも日影規制があり、一定の基準が設けられています。しかし、日照権はその権利を行使するには裁判の手続きが必要となります。建築基準法の規制は高さのある新築の建物にだけ適用されるもので、住宅の日照権を約束するものではありません。法律の保護は十分とは言えず、日当たりは住民自らが確保することが必要です。

新たな住まいに十分な日当たりが確保できるかどうかは、ある程度事前に調べることができます。すでに建物が建ち並んでいる地域では、日当たりの状況を現地で確認するのが効果的です。日当たりは季節と時間により変化するので、日照時間の少ない冬季の状況を予測することが必要となります。

隣が空き地の場合は、建築予定を調べたり、用途地域により建築可能な建物を予測することが必要です。隣に建築予定があるかどうかはお知らせ看板や市区町村の担当課で確認することができますが、建築計画のないものは無理なので、空き地の有無で予測するしかありません。

建築基準法では住宅に直射日光が差し込むことまでは求めていません。特に日影規制の緩い近隣商業地域から工業地域までは隣との空間が開いてないと、直射日光が差し込まないことがあります。都心で暮らす場合は採光は天空光だけのこともあり、物件選びに注意が必要です。家族で暮らす戸建て住宅は、十分な直射日光が期待できる敷地を選ぶ必要があります。

採光が確保しやすいのは第一種と第二種の低層住居専用地域です。建物の高さが10m以下の規制がある他、他の地域よりも日影規制が厳しいので、南面に大きな空地が無い限り日照が確保できます。敷地の南面が道路の場合も採光が確保しやすくなります。南面に道路がある敷地は採光の面では有利でも、プライバシーの点で不利になることもあります。

周辺環境では緩やかな南斜面が採光上有利となります。反対に北斜面は採光上不利となるので注意が必要です。南側からに採光が難しい場所では、東側や西側からの採光を考える必要があります。東側と西側からの太陽光は特に夏場の日射量が多いので注意が必要です。